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出版翻訳家を目指して勉強中。
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校閲講座その1

先日参加した校閲講座について。

 

ヨム、カク、ミル、シル 新潮講座」という講座がありまして、その中のひとつです。全6回、講師は新潮社校閲部で40年以上にわたって文章にかかわってこられた井上孝夫さんです。前半の3回は校閲についてのお話がメイン、9月から始まる後半の3回では実技を取り入れた講座になるそうです。

 

校閲のポイントとして、いくつかの文章を挙げて修正するべきところはどこかという解説があって、それがとても勉強になりました。なかでも印象に残っているのは「重言」についてです。

 

馬から落馬する。

 

この文章は確かにおかしいと思います。理由として、落馬は馬から落ちることを言うのであって意味が重複しているからだという解釈が一般的ですが、本当にそうでしょうか。

 

栗毛の馬から落馬した。

 

これなら、そこまで妙な文章だとは思いません。

このふたつの文章の違いは何かというと、後者のほうが情報量が多いこと。つまり問題は「表したい内容に比して、表現が長すぎるか否か」という点です。この話を聞いてなるほどなぁとすごく納得しました。自分の中でなぜこの文章が変なのか(変じゃないのか)という理由が明確になっていないと、誰かに怒られそうで「栗毛の馬から落馬した」と書くのはためらうと思います。「栗毛の馬から落ちた」と書くのも負けた気がします。それに、重複はすべてNGとするなら「髪の毛」だって「毛&毛」で、使ってはいけない表現ということになってしまいます。

 

こんな感じで、校閲するときにどこに注意して見るかというコツをいろいろと教えていただきました。第2回も楽しみです。

 

ところで、校閲部のマスコットキャラクターはレッサーパンダだそうです。いただいた資料にも可愛いレッサーパンダのイラストが描かれていました。

lesser パンダ。lesser……。より少なく。ミスをより少なく! という思いが込められているそうです(笑)

 

 

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